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【社長Blog】できる人とは
休日の六本木通り

2006.11.23
こんにちは。先日も書きましたが、ただいま当社はイベントシーズン。社員の中には現場続きのため、一週間以上出勤していないものもいます。本当にご苦労様です。こんなとき、とても重要なことは、「社内外に混乱をきたさないように仕事を進めていく」ということです。

現場に出るものもいれば、社内で残るものもいます。基本的に当社の仕事は、1イベント(セミナー)毎に 1チームで対応しています。イベント本番時は、チーム全員が現場に出ることになるので、留守番は他のチームが対応することになるのです。問題はそれだけではなく、常に仕事が重なっているということ。

たとえばあるチームはこんな予定で働いています。
11/13 11/14 11/15 11/16 11/17 11/18 11/19
仕事A 打合 設営 現場 現場 報告 (社外)(社外)
仕事B 引継 (社外) (社外) (社外) 打合 現場 現場
仕事C
企画書作成 11/24提出

どうですか?複数の仕事が同時進行で進んでいることが理解いただけましたでしょうか?つまり仕事Aの現場にいるときは、仕事BやCは手薄になってしまいます。しかもチーム制で担当していますので、他のチームは仕事BやCはあまり理解していません。でも仕事Aの現場でBやCの仕事をやることは不可能に近いことです。このような時にまず、これをどのように乗り切りるかを考えるのが重要だと思うのです。

私のやり方は以下の通りです。
1.すべての仕事に対して、まず優先順位をつける。
2.それに基づき、綿密なスケジュールを立てる。
3.社内に残っているものに対しての、十分な引継ぎ資料を作る。
4.クライアントに自分のスケジュールを連絡し、不在時の対応を伝えておく。

つまり、
A)忙しい時期だからこそ、仕事を整理する必要がある。
B)仕事を整理することにより、理解が深まり、確認となり、やがて自信へとつながる。
C)仲間に協力を求めることで仕事の幅(やり方)が広がる。
D)クライアントに予定を報告することで信用度が増す。次の仕事を獲得する機会となる。
ということなのです。

これを見て、優秀な方は「偉そうに。当たり前のことじゃないか。」と思われることでしょう。そのとおりです。当たり前のことなのです。でもこれを実行できない人が世の中にはまだまだいます。できない人は大抵こう言います。「面倒だから。」「時間がないから。」「助けてくれないから。」必ず否定から入ります。私も以前はそうでした。更に悪いことに、自分の実力を過信してしまい、自分のスタイルを仲間やクライアントに押し付けてしまうのです。そういう時期は誰にでもあるものです。

忙しい時期だからといって、仕事を雑にして良いわけではないですよね?こんなときこそ、丁寧に仕事をこなし、仲間に迷惑をかけないやり方で仕事をしている人が、いわゆる「できる人」の素質を持つ人だと思います。「できる人」は、自分だけでは仕事に限界があることを知っています。そして、どうすれば乗り越えられるかも知っています。私の経験から得た答えはこれです。

あらゆる環境を自分の味方にすること。

私は多くの人に支えられここまで来ました。またこれからも多くの人に助けられることでしょう。私は、私の持論で、これからも「できる人」を目指していきたいと思います。ではまた。