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【社長Blog】人間はワガママ
素敵なBAR

こんにちは。お待たせしました。ようやく更新です。      

 さて、忙しい忙しいと主張しながらも、先日の土日に、家内と小旅行に行ってきました。場所は北の大地の某旅館です。この旅館は、まだできて数年しか経っていない旅館ですが、今回で3回目の訪問でした。19室しかない部屋はすべてデザインが異なり、広くて個性的。最低限の用事のときにしか部屋には係りが来ない。食事は食堂ですが、個室になっている。プライバシーは保たれます。またお風呂は清潔でとてもゆったり。そしてなによりも宿泊料金が一律で、それには館内でのお飲み物代(coffeeからアルコールまで)が含まれているという明瞭会計なのです。画像のように館内にはBARも常設しており、もちろんどれを何杯飲んでも良いわけです。

のん兵衛の私達にはまるでパラダイスです。

 酒のことは半分冗談ですが、初回に訪問したときに強く感じたことは、「自分だけの空間」を持てる場所ということでした。当時ここを口コミだけで探し当て予約、期待を胸に膨らませ到着。館内に入れば、静寂が広がります。満室と聞いていましたが、どこに宿泊客はいるのやら?。あとで気がつきましたが、宿泊客同士が他を干渉せずに「自分の空間」を作っていたのです。BARで飲むもの。ライブラリーで読書するもの、リビングで音楽鑑賞するもの、etc。

まあ、雑誌「おとなのOFF」を体験していると言えばわかりますか?皆さん。

 ただ、今回3回目の訪問でしたが、残念ながらとにかく騒がしい(涙)。2度の訪問にはあった静寂がない。人間ってワガママですから、自分達だけがずっと知っていたいのに、他の人に勝手に知られると悔しがりますよね?今回はまさにそんな気分だったといえます。
 別の角度から言えば、1回目の訪問が85点とすると、2回目の訪問は85点が最低基準になりますから、かなりの高得点を出さないと2回目の満足度は低いですよね。それが3回目ともなれば、評価は相当厳しいものになります。

よって、ただ前回以上に満足できなかっただけなんでしょうけどね。

 この問題を強引に当社の仕事に当てはめて考えて見ますけど、本当にリピート客というのは、シビアです。初めてのクライアントが当社に依頼し、イベントは大成功。気を良くしていただき、2回目も発注。当社は自信を持って2回目のイベント行いますが、クライアントはあまり満足していないご様子。なぜでしょう?それは前記のように、クライアントの評価基準が上がったこともありますが、意外は落とし穴は、同じやり方だけではつまらないと思うクライアントの心理。

 社員は一生懸命です。手抜きをしているわけではありません。前回成功しているわけですから、同じやり方でいいと社員側は思います。ですから失敗とは思えません。でも残念ながらクライアントは一度味わったものだけでは満足しなくなるので、毎回違う「スパイス」が必要なのです。これに社員が気づいてくれると3回目以降の仕事も必ず来るようになります。これも簡単なようで難しいのですが。

ねえ、人間って本当にワガママでしょ?(爆)。

 この旅館にいって、当社もリピーターから同じようなことを思われていないか、とっさに考えてしまい、今日のネタとなりました。でも駄目ですね、どんな場面でも仕事とリンクさせるようでは。仕事を忘れて遊びにいける日は、当分来ないのでしょうね。しかし、経営者ってこんなものだと思いますよ、私は。

ではこのへんで。

2006.12.21