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【社長Blog】五月病ですか?
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皆さんこんにちは。海外から帰ってきました。残念ながらあまり天気には恵まれませんでしたが、自分のため、そして家族のためにこんなに時間を割いたのはひさびさ。とても充実した日々でした。張り切りすぎて、膝を痛めてしまうハプニングもありましたけど、今週は心機一転、頑張っていきますよ(画像は宿泊したタイのとあるホテルにて)。

さて、私は「頑張る」と書きましたが、皆さんはどうですか?GWを楽しく過ごしすぎて、力が湧いてこない人いませんか?そうそう、いわゆる「五月病」です。

では、なぜGWを過ぎると「五月病」が蔓延するのか?私なりに要因を順を追って考えてみました。

1.休み中は緊張感もなく、楽しいことばかりである。
2.苦しいことより楽しいことの方が良いに決まっている。
3.学友に会って、友人の会社の方が良く(環境・待遇など)感じる。
(3.または海外などに行って、なにかを発見する。)
4.自分を見直す時間が十分できる。
5.そして今の仕事でいいのだろうかと深く考える。
6.ある人は前に進むことを考え、ある人は違う道を考えはじめる。
7.しかし、GWはすぐに終わってしまう。
8.そして出勤。「五月病」となってこの悩みは継続される。


日本の4月は新人さんは当然のこと、多くの人たちは新年度で新しい目標に動く時期。深く考えずにとにかく行動していますよね。そのあと来るのがGW。表に書いたように、そこには考える時間と環境があるわけです。今の仕事に満足しているいないに係らず、大抵の人は自分の仕事(≒人生)について考える時ではないでしょうか?このようないい時期にある、日本のGW。私はとても感謝しています。今回もいろんなことを考えることができましたから。

さて、ここから新人さんに限定して言いますが、必ず今悩んでいるはずです。前回も書きましたけど、学生気分がいきなり抜け緊張した毎日の社会人生活。せっかく慣れてきたのに、GWで学生気分を思い出し、人によっては「私には社会人なんて無理」と思うはず。ここで一言。

ここで会社を辞めたらいけませんよ。あなたは社会人に間違いありません。

辞めるのは簡単です。辞めたいという人に何を言っても無駄だと思ってもいます。でも損得って考えたことありますか?次のステップを視野にいれたとき、もう少し社会人経験を積んだ方がいいと思えませんか?

経営者がこんなことをいうのは失格ですが、新人時代はお金をもらっていろんな勉強をさせてもらえるわけです。こんないい機会って人生で一回しかないわけです。例えば私みたいな年代の人が、いくら「新人」と言い張っても勉強する時間なんか与えてくれませんよ。たまに中途採用の人で「1年くらい私に時間をください」などと言う人がいますが、正直会社はそんなに待ってくれません。またその精神では滅多に生き残れないです。本当に待ってくれているのは「新人」のときだけなのです。

ですから、今はまずは「最低でもしがみついている」ことを推奨します。「うちの会社なんか、なにも勉強させてくれません」とお嘆きの人もいるかと思いますが、勉強というは色々あるわけです。以前書いた「飛び込み営業」だって勉強は勉強です。上司に褒められるのも怒られるのも勉強です。「新人」ならではの特典も周りを見回せばかなりあるはずです。次の会社に移った時点であなたは「新人」ではなく、「経験者」になるわけですから、この損得勘定をよく考えてみてくださいね。

ただ、社会人なのですから、「社会に役に立つ責任、お金をもらう責任。」というものは必ず付きまといます。くどいですが、学生時代の自分はもう封印しましょう。今を生きましょう。余談ですが、私は入社(新人でも中途でも)したその日に必ず社員にいうセリフがあります。「辞めるなら今日辞めてくれ」と。これがお互いの「責任」の確認だと思っています。わかりますか?

そして、中堅社員クラスで「五月病」になっている皆さん。大いに悩んでください。私も大いに悩みました。でもね、決して否定から入らないように。否定から入って成功したものはいません。人のせいにしたり、会社のせいにしたところで、たいした解決にはならないのです。きついようですが、それは一時的な苦しみからの脱却にしか過ぎないのです。

成功するものは、失敗をバネにしています。でも、みんな最後は前向きです。前向きの結果がでるまで悩んでください。そして、「五月病」を乗り切って、一緒に頑張りましょう。
ではまた!!

2007.5.10