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【社長Blog】新人時代
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皆さんこんにちは。またまたすっかりご無沙汰しておりますl。3月末でわが社の1年が終了。4月はいわゆる決算について、いろんな確認事項があり、毎日細かい計算表とにらめっこ状態。間違えたら大問題ですので慎重に作業を行い、複数のチェックが入るため、大変時間がかかっています。

ストレスも溜まり、画像のような場所に思わず逃亡したくなりますよ(爆)。
でも、私以上に大変なのは社員の方。根気よく決算作業をしていただいている皆様に感謝です。

さてさて、そろそろ本題に移ります。今日は、社員の方から「社長の新人時代を教えてください」とリクエストがありましたので、この話題について書いてみたいと思います。

大学を卒業し社会人になったのは、今から19年前。就職先は某大手旅行会社。配属先は東京ではなく、なんと京都。京都にいったことがあるのは修学旅行のみ。関西は親族も居ない地区なので、まさにアウエー状態。辛かったなぁ(ただ運よく東京出身の先輩が多く、その点は助かりました。)

まず最初の1-2週間はいわゆる同行セールス。先輩についていくだけですので、緊張感はありません。配属されたばかりで歓迎会が多く、寝不足気味。同行セールスは自分が話す機会がないので睡魔が襲う。営業先でうっかり居眠りしたこともあり、あとで思いっきり先輩から怒鳴らたこともありました。ためになったのは、先輩によって手法がまったく違うこと。今でも私の営業手法は、この時代のとある先輩のやり方をそのまま踏襲しています。

私の配属先は、法人営業専門でした。当時景気もよかったおかげで、社員旅行花盛り。先輩がどんどん忙しくなってきため、そのうち放置されるようになりました。「早く役に立ちたい、目立ちたい」「自分は能力がある」「旅行好きなのでなんとかなる」という過信だけで、誰よりも早く、「新規営業行っていいですか?」と宣言。果敢に街に飛び出していったのです。

しかし、結果は散々。大体飛び込み営業なんかしたことない。アルバイトの経験はファーストフードのみ。向こうから勝手にやってくる仕事。でも今度は正反対の仕事。ただ行くだけは、門前払いが当然。そこでリクルート雑誌を買って、待遇面欄を徹底調査。社員旅行があるところに絞り、再度アタック。この手法で門前払いから、(数社ですが)会ってくれるまでに進歩はしました。

ここまではまだよかった。でも更なる壁が。それは地域に関する知識。旅行好きといっても発着地は東京ベース。私の戦場は関西。当時の社員旅行といえば、温泉地が圧倒的でしたが、お客様の方がよく知っている。東京の皆さんなんか、「北陸の温泉といえば、山中・山代・片山津」なんて言えないですよね?また、「お前どこの温泉がお勧めだ?」と聞かれ、「草津ですかね?」と答え、「バカ、あそこには工場しかねえぞ」という会話、意味わかりますか?

最初の2ヶ月は元気でしたが、7月くらいには、完全に打ちのめされて、鴨川沿いのベンチで1日過ごしたこともありました。喫茶店1日5件はしごってことも。。。最初ヤル気度NO.1で、1年目の予算が2000万円も積まれたのですが、結局とれたのが新規2-3件で、たったの300万円。同期にどんどん抜かれ、最下位です。自分はダメだなって思いましたよ、さすがに。

こんな新人時代でした。皆さん、想像通りでしたか?

そして、今回のBlogのまとめ。読んで当然感じることは、「最初は散々でもその後の頑張り次第でなんとかなる」ということでしょうが、今日はそれを主張したいのではありません。私が言いたいのは

「今まで私がこのBlogに書いてきたことが私の社会人1年生の出来事に凝縮されていること」
なのです。それだけ大事な1年ということです。

最初から成功する人もいれば、打ちのめされる人もいるでしょう。結果はどうあれ、社会人1年目の出来事というのは鮮明に残っている(残る)はずです。真っ白だった自分がどう染まっていくか、または2年目以降どう染めるのか?人によって大きく異なりますよね。人生を決める1年といっても過言ではありません。新人の方は是非「大胆さと慎重さ」をもって過ごしていただきたいと思います。そしてそれ以外の方は、この時期に自分が新人時代にどうだったかを改めて思い起こしてみたらいかがでしょうか?新たな自分が発見できるかもしれませんよ。

では、今日はこのへんで

2007.04.10