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【社長Blog】自由な労働
本日の昼食

皆さん、こんにちは。正月気分もすっかり抜け、今週は通常モードで頑張っていますが、休みに溜まった仕事を処理するのに一苦労。おかげで1週間ぶりの更新になってしまいました。すみません。

しかし、日本って休日が多いですよね。例えば今日は11日ですが、当社の出勤日数はまだ5日。半分以上が休日です。休日が多いということは労働者にとって良い事だと思うのですが、逆に出勤日に仕事をこなさなくてはいけませんので、長時間働く傾向になりつつあると思います。当社の社員も休みの前日は残業3時間くらいしているようで。休みを自由にできればもう少し均等に働くことが可能なのですが。

皆さん、休みを取るために必死になっていませんか?

私がまだサラリーマン時代、仕事が終わらないのに、強制的に帰らされたり、家に持ち帰って処理をした経験が多くありました。休日出勤などしようものなら、「管理者がいない」などの理由で即NG。処理しきれなくなり、不完全な仕事となるため、お客様に迷惑をかけたりすることもしばしば。別に残業代がほしくて残業したいのではなく、お客様に迷惑をかけたくないから仕事をしているのに、それでも法律のおかげでできない。なんとも不可解な気持ちでした。もっと自由に労働できるようにならないのかといつも思ったものです。

ちょうど、ホワイトカラーエグゼンプションが議論されています。経営側の都合の良い面ばかりが見える法案ですが、労働者に自由が選択できる良いチャンスではないかと、最初は思いました。そして、この件について、このブログを書く前に自分なりに調べてみましたが、やはり経営者側でも意見が分かれているようです。例えば経済同友会ではこう発言しています。

「仕事の質・量やスケジュール(納期)にまで裁量のある労働者は多くないのが現実であり、また仕事の質や種類によって労働時間は決定されるべきであるため、まずは現行の裁量労働制の制度の活用を更に推進して仕事の進め方の改革を進める方が先」(引用先)

自由にやらせてあげたいけど、残念ながら現状はこの通りだと思います。万人が納得する法案作りというのはとてつもなく大変なものとつくづく感じました。ただ、マスコミがとりあげている「残業代減らし」という言葉のみが目立ちますが、両方にとって良い面悪い面があるということを、私は強く感じています。(ここ数年キーワードだけしか言わない戦略となっているので、それを鵜呑みにしないでほしいです。)

経営者になった今、私は社員を守る立場となりました。専門業務型裁量労働制を導入したりして、現在の法の許す範囲で、出来る限り社員が最大限能力を発揮できるよう、仕事量や勤務・賃金体系などを整備しています。全員が100%満足できる内容ではまだまだないですが、少なくとも「責任を持って仕事を全うしたい」と社員が思う以上、私は支援していきたいと思っています。

この問題以前に、定時に仕事が終わって、休日が悠々とれる会社を作れば、みんなHAPPYなんですけどね(汗)

私もがんばります。ではまた。

2007.1.11